ホワイトボックステストのテストケース設定

ホワイトボックステストのテストケース設定の方法は、単体テストのテストケースを考えることになった新人に良く教えています。
十分に網羅性のあるテストケースを作らないと、後の工程にバグを残し、プロジェクトの進捗に影響を及ぼすことにもなりかねません。
(単体テストで見つけるべきバグが結合テストで頻発してしまい、結合テストの項目を消化できない、ということはプロジェクトはよくあることです)

今回は、普段新人に教えていることを記事化します。

ホワイトボックステストのテストケースの設定方法としては、以下のものがあります。

命令網羅全ての命令を1回以上実行
判定条件網羅(分岐網羅)全ての経路を1回以上通過
条件網羅判定条件中の全ての条件について真/偽それぞれ実行
判定条件/条件網羅判定条件網羅+条件網羅
複数条件網羅判定条件中の条件の全ての組み合わせを網羅

以下は、在庫管理システムの在庫発注処理の例です。
発注するべき条件(在庫切れ、若しくは人気上昇)を満たしている時に、発注関数を呼び出し、発注量や発注日等を計算するという仕様を想定します。

適切なテストケースを設定するためには、単に処理を通ったかどうかだけでなく、業務仕様通りの出力がされているかを確認できるテストケースを設定する必要があります。
大規模なシステムではカバレージツールをテストケースの網羅性を客観的に判断するために使用すると思うのですが、大抵のカバレージツールでは、C0カバレージ(命令網羅)とC1カバレージ(判定条件網羅)しか計測できません。
上記の例で言うと、「人気上昇した時に正常に発注量や発注日等を計算できるか」という観点でテストできませんし、関数の中の計算式によっては「在庫切れと人気上昇が同時発生した時にも正常に計算できるか」という観点でのテストも必要になるかもしれません。
このように、例えカバレージが100%だとしてもそれだけでは十分なテストを行えていると言うことはできず、業務仕様を確認できるかどうかという視点で条件網羅や複数条件網羅のテストケースが必要になることもあります。

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