作業をスピードアップする方法とは? 4つの方法を紹介!

作業テクニック

システム保守の作業では、通常のシステム開発の他に、システム・データの調査依頼や、データの抽出・補正の作業依頼等、様々な作業が行われます。
これらの作業は不定期に、時に大量に依頼されるため、作業のスピードアップが重要になります。

この記事では、作業をスピードアップする方法について、簡単に網羅的に挙げていきます。

作業をスピードアップする方法

タイピング速度の向上

文章を書くにもコマンドを発行するにも、タイピングが必要になります。
タイピング速度の向上は、作業のスピードアップに直接的に繋がります。

タイピング速度を向上させるためには、ホームポジションを覚えた上で、タッチタイピングができる程にタイピングに慣れる必要があります。

チャットやSNS等でタイピングに慣れている方であれば、問題はないと思います。
普段PCを使わないという方は、タイピング練習ゲームで練習するのが良い方法です。

ショートカットキーの利用

Windows端末はマウス操作でも作業を行えますが、ショートカットキーを使用してキーボードで作業をすると作業スピードが速まります。

最も初歩的な例として、多くのソフトでは、Ctrl+Sの同時押しでファイルの上書き保存ができます。
また、Explorer(フォルダやファイルを操作するWindows標準のソフト)では、F2キーを押すことでフォルダ・ファイル名の変更が可能です。

全てのショートカットキーはとても覚えきれないですし、ショートカットキーを調べたり思い出したりするのに時間がかかっても本末転倒です。
しかし、よく行う作業については、ショートカットキーを調べてそれを覚えた方が良いです。

作業のスピードアップを図るツールの利用

作業のスピードアップを図るツールを利用するのも有効な手段です。

例えば、Windows10以前のWindowsOSでディスプレイに表示されている画面の中から一部を抜き出したい場合、PrintScreenキーで画面をキャプチャしてからMSPaintで必要な個所だけ切り出す、と作業すると時間がかかります。
そこで、WindowsOS(Vista以降)に標準でついてくる「Snipping Tool」を使用すると、マウスで選択した範囲のみキャプチャを取ることができるので、作業をスピードアップさせることができます。
(Windowsキー+Shift+Sの同時押しで起動することができます。また、Windows11ではPrintScreenキーで起動するようになりました。)

また、ファイルの差分を見たい場合、コマンドプロンプトのfcコマンドでも差分を見ることができます。
しかし、フリーソフトの「WinMerge」を使った方が、差分比較結果が視覚的にわかり作業が速くなりやすいです。
フォルダごと比較したり3ファイル同時比較したりする機能もあり、それらの機能も作業スピードの向上に役立ちます。

マクロやプログラム等で自動化する

複雑な作業を繰り返し行う場合は、マクロやプログラム等を作ることで作業のスピードアップを図ることができる場合があります。

作業のスピードアップに使えるものとしては、例えば以下のものがあります。

  • Windowsバッチ、WindowsPowerShell
  • C#(プログラム言語として生産性が高く、WindowsOS標準のコンパイラも使える)
  • Excel 関数、ピボットテーブル、VBAマクロ
  • サクラエディタ マクロ(操作を記録できる、コマンドラインからの実行も可能)

基本的には手作業で行っていることをそのままマクロやプログラム等で自動化すれば良いのですが、複雑な作業の場合は自動化のアルゴリズムが思い浮かばない場合もあります。
その場合は、C言語で良く書くファイルをシーケンスで1バイトずつ読み込む手法や、COBOLで良く書くコントロールブレイク処理・マッチング処理といった、昔のCUIプログラムで使われていた手法を応用すると、アルゴリズムを思い浮かびやすくなります。

後書き

ITエンジニアには、プログラミングに代表されるシステム開発のスキルだけではなく、こうした細々とした作業の実施もしばしば求められます。
このような作業を手早くこなしてシステム開発に集中することができれば、ITエンジニアとしての価値を更に高めることができます。

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