コントロールブレイクのロジックと実装方法

COBOL

今回の記事では、バッチプログラムで使われるロジックの一つである「コントロールブレイク」について説明します。
「コントロールブレイク」とは特にCOBOLではよく目にするロジックであり、キー項目(「商品番号」「顧客番号」「カード番号」等)順にソートされたデータに対して、キー項目が変わる度にタイトル出力や改ページ等を行うロジックです。
トランザクションファイル・トランザクションテーブル(履歴ファイル・履歴テーブル)を読み込み、帳票やハガキ等を出力する時に使われることが多いです。

フローチャートと例は以下の通りです。

【フローチャート】

【例】

・要件

商品の販売実績のデータをまとめたファイルを読み込み、商品毎にタイトルを付与して、別のファイルに出力したい。

・入力ファイルのフォーマット

カンマ区切りの固定長ファイル。
商品コード・販売日でレコードを一意に特定できるようにデータをセットする。

・入力ファイルのレコード

・タイトル行のフォーマット

・処理の流れ

・出力ファイル


以上、「コントロールブレイク」でした。
このロジックを覚えておくと、バッチ処理を設計するのが楽になります。
プログラミングだけでなくExcelの資料作りにも役立つことがあり、意外と応用も効きます。

これまでも週1でブログを更新してきましたが、今後もこのような記事を週1ペースで書いていきたいと思います。
では、また来週!

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