unix/linux:決められた時刻に処理を実行する(ワンライナー編)

unix/linuxの便利コマンドの紹介です。


テストや補正作業を行う際、決められた時刻に決められたコマンドを実行したい場合があります。
unix/linuxでは、atコマンドを使用することで、決められた時刻に決められたコマンドを自動的に実行するように登録することができます。

しかし、atコマンドを通常の使い方をする場合、対話式にコマンドを入力したりコマンドを記載したファイルを別途用意したりする必要があり、オペレータに作業を依頼したりシェルスクリプトに組み込んだりする場合に都合が悪い場合があります。
そこで、下記のようにプロセス置換(コマンドをファイルに見立てる記法)を用いることで、対話式のコマンド入力やファイルの用意をする必要がなくなります。

・20:00に/home/hoge/test.txt(空ファイル)を作成するように登録する例

#> at 20:00 -f <(touch /home/hoge/test.txt)


OSのバージョンやatコマンドの設定によっては、atコマンドを使用できない場合もあります。
その場合は、下記のようにループ処理とバックグラウンドを併用することで、atコマンドと同じようなことを実現できます。

・20:00に/home/hoge/test.txt(空ファイル)を作成するように登録する例

#> (TIME=date "+%H%M"; while[${TIME} -lt 2000]; do sleep 60; TIME=date “+%H%M”; done; touch /home/hoge/test.txt) &


いかがでしたでしょうか。

unix/linuxのコマンドを使いこなせるようになると、できる作業の幅が広がります。
今回紹介したコマンドも、使う機会が少なくないのではと思います。

これからも、便利コマンドを紹介していきたいと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA